わたしのセールストーク (2012年4月20日)
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今日は、わたしが理想とする事業継承の姿をお話しいたします。
特に、わたしが係わるのは親から子への引き継ぎです。
さて、わたしがいう理想的な親から子への事業継承は、社長が代わることで会社の業績がさらによくなると、社内外から期待されるようなスタートを切ることから始まります。
継がせようとする者と継ごうとする者、両者にフォーカスします。
継がせようとする者には、心構えと覚悟を促します。
継ごうとする者には、先代への感謝と尊敬の念を新たにし、謙虚に事業継承の準備をさせます。
事業継承はまさに、陸上400メートルリレーそのものです。
その勝敗は、バトンパスをどの地点でどんなスピードで次の走者に上手く渡すかにかかっています。
バトンパスができるテークオーバーゾーンは20メートルです。
走者はトップスピードで足っています。
バトンパスをテークオーバーゾーンで行うため、走者はスピードを落とさねばなりません。
次走者はテークオーバーゾーン内でバトンパスを受けるため、懸命にスピードを上げねばなりません。
このタイミングがすべてを決めます。
同じように、事業継承において最も大切なことは、継がせる者と、継ぐ者がタイミングを合わせることです。
現役の社長はトップスピードで走っているのですが、ついついそれを忘れてしまいます。
そして、息子の走りが遅いと、つい思ってしまうのです。
後継者がスタートを切って、トップスピードに一日も早く乗れるよう、育成し、見守らねばなりません。
後継者は新体制になることで、さらなる社業の成長を描いたビジョンを広く示します。
そのビジョンは、聞くもの誰もが魅力を感じるものです。
先代経営者は、そんな頼もしい後継者を見守りながら、一抹の寂しさを噛みしめ、これからの新たな人生を歩きはじめます。
以上が、わたしが思い描く、理想の、親から子への事業継承です。
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向こう3年で、子息に継がせたい社長
経営者と後継者のコーチだからできる
親から子への事業継承コンサルティング
ビジネスデザイナー・エグゼクティブコーチ
大石 吉成
ビジネス・イノベーション・サービス(株)
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