上野池之端コリアンカフェ (2012年5月15日)
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日曜日、妻とふたりで上野池之端にあるコリアンカフェでランチをしていたときの話です。
わたしたちの食事が終った頃、となりの席に70歳くらいのカップルが座りました。
ご夫婦には見えない二人でした。
彼らが何かを注文して、しばらく経ったときのことです。
その女性が何やら大きな声でウェイトレスに叫んでいました。
「頼んだコーヒーまだなの?なにやってるの、コーヒーなんてすぐにできるでしょう。早くしてよ」
ウェイトレスは若い韓国の女の子でした。
「すみません。セットのケーキが時間かかります。20分かかります」
そのおばさんは、「なにをやってるの、ケーキを買いにでもいってるの?」
「今ここで焼いています。20分かかります。コーヒーを先に出しましょうか?」とウェイトレス。
「あたりまえでしょ、コーヒーを早く出してちょうだい。まったくなんて店かしら」
もはや、ウェイトレスの女の子は返事もしません。
それで済んだかと思っていましたら、違う女の子がコーヒーを運んできて、また始まりました。
「なんでコーヒーがこんなにおそいの、ばかじゃないの」と必要以上に大きな声でした。
ウェイトレスの女の子たちの一日が、これで一辺に憂鬱なものになっただろうなと同情しました。
気付いてみると、わたしたち夫婦以外の周りの客もみんな、なにかばつの悪そうな顔をしていました。
あのおばさんのおかげで、せっかくの日曜のランチタイムがすっかり重くとげとげしい空気に包まれてしまいました。
わたしは妻と顔を見合わせ、苦笑いをしました。
妻が一言、「あなたも若いころ、よく訳もなくいろんなところで怒り散らしていたわよね」
「おっしゃる通り、ごもっともです」
と、わたし。
妻には、まったく分が悪いわたしです。
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向こう3年で、子息に継がせたい社長
経営者と後継者のコーチだからできる
親から子への事業継承コンサルティング
ビジネスデザイナー・エグゼクティブコーチ
大石 吉成
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