「右腕」と後継者 (2012年6月20日)
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さて、いよいよ最終回です。
まず、社内でどうしてもあなたの右腕候補が見つからない、どうするの、ということです。
はじめに書いたように、わたしも長年、右腕不在で苦しみました。
わたしの場合、ひとの紹介で人材を得ました。
外部からの人材を右腕に登用しようとするとき、必ず古参社員との軋轢が生じます。
ケースバイケースでしょうが、1,2年は適当なポジションに据え、会社全体を客観的に見させ、通常業務をさせることで、他の社員とのコミュニケーションを積極的に取らせます。
その後、右腕としてポジショニングします。
もうひとつの問題は、「右腕」が後継者になり得るのか、ということです。
これも、その人材次第の話です。
これといった後継者がいない場合、「右腕」が後継者の候補になり得ます。
ただ、これもはじめに書いたように、わたしが言う「右腕」とはいわゆる番頭さんであり、「大番頭」をイメージしています。
あなたとあなたの「右腕」は、互いに相手の弱みをカバーしながら、相手の強みをより高めてきました。
言わば、二人三脚で来たわけです。
彼はあなたの「右腕」であり、番頭さんです。
あなたがトップで彼が支えてきたわけです。
その彼が、人格、能力ともあなたの後継者としてふさわしいのかどうかは、十分、考慮する必要があります。
ここでひとつ言えることは、あなたはあなたの「右腕」が欲しいと思って彼を養成してきたわけです。
後継者を考えるなら、はじめから後継者を育成するつもりでやらねばならないということです。
あなたの求める理想の「右腕」と後継者とは少し違うものです。
経営者は常に孤独なものです。
社内に心から信頼できる「右腕」がいたなら、これほど心強いことはありません。
かつて、わたしには二人の「右腕」がいたと書きました。
ひとりは子会社の経営すべて任せることができるひとでした。
もうひとりは、わたしのこころのより所になるひとでした。
どちらも得難い人材でした。
残念ながらふたりの能力を存分に生かす間もなく事業を終えたことが、いまでもわたしの唯一の心残りかもしれません。
・あなたの留守を守れるひと
・あなたの代わりに交渉ができるひと
・あなたの真意を汲めるひと
・あなたを勇気づけるひと
・あなたを諌めるひと
・あなたと苦楽を共にできるひと
・あなたをポジティブにしてくれるひと
・などなど
あなたがこころから欲しいと思う「右腕」を育てましょう。
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向こう3年で、子息に継がせたい社長
経営者と後継者のコーチだからできる
親から子への事業継承コンサルティング
ビジネスデザイナー・エグゼクティブコーチ
大石 吉成
ビジネス・イノベーション・サービス(株)
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