シャープ連続赤字決算に思う (2012年11月2日)
ビジネスコラムパナソニックに続きシャープも来年3月期決算予想
4500億円の赤字と報告されました。
薄型テレビ、液晶パネル、太陽電池が不振です。
パナソニック同様シャープも数年前からコモデティ化
の陥穽に落ちています。
コモデティ化された商品は価格競争にさらされ
どんどん売価が下がり利益が減少します。
経費が高い先進国の大企業では採算が取れません。
シャープの場合、問題はそれだけではありません。
昨年決算も3760億円の赤字であったことです。
経営トップの責任が問われます。
江戸時代後期の幕府の幕閣会議のごとく、日本の大企業
が決断できず、問題先送りをしているように思われます。
かつて巨大戦艦は戦闘能力が高いと言われていました。
航空機の発達に伴いその存在そのものが消えました。
巨大戦艦はゆっくりとしか方向転換できませんが、
一旦浸水し始めるとあっというまに沈んでしまいます。
日本の大企業がその姿をフリーゲート艦に変え、
次の時代に生き残れるよう祈るところです。
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マーケティングコンサルタント
ビジネスデザイナー・エグゼクティブコーチ
大石 吉成
ビジネス・イノベーション・サービス(株)
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