全社員が主役 経営者の35の秘訣 その21 (2013年12月20日)

ビジネスコラム

~全社員が主役~

会社は社員の意識レベルが上がれば活性化します。
経営者は社員が主体性と自主性を持って考え行動出来るよう促す必要があります。
そのための仕組み作りに取り組まねばなりません。

経営者ができる事はこれまでにも書いたように、まず現場に自ら足を運び社員一人一人とコミニュケーションを図ることです。
そしてコミュニケーションの第一歩は徹底して相手の話を聞くことです。

特に管理者とのコミニュケーションでは、彼らの要望を徹底的に聞いてあげることで彼らを
経営改革に巻き込んでいくことです。
そして気になるキーマンとのコミュニケーションは自ら出向き一対一の会話に拘り、彼らを
協力者に変えていきます。

その上経営者はさまざまなレベルのミーティングに顔を出し、自らの言葉で会社経営そのものに
ついて真摯に話をしていきます。
これらの努力を続けることで少しずつ社員の意識レベルが変わっていきます。

よく言われることですが、二割の社員の意識レベルが変わればおのずと全社員の意識レベルが
変化し始めていくようです。
経営者は初めから全社員の意識レベルを上げようと考えるのではなく、まず2割の社員の意識レベル
を変えようとするのが得策なようです。

いずれにしても経営者の真摯な取り組みが社員の心を動かすことになります。
経営者が自らを改め、自分自身が変わることで社員が少しずつ変化し始めます。
経営者が自らの言葉で社員に直接語りかけることを続けることが最も大切です。

経営者が自分の会社をどのようにしたいのか、どんな会社にしたいのかを社員に自ら語りかける
ことがなければ社員には何ら理解できるものではありません。
会社の理念やビジョンなど、いくらペーパーで見せられようと会議で伝えられようと社員には何ら
関心など寄せるものではありません。

それよりも社長が経営者自身の言葉で、心から真摯な言葉で熱心に熱く会社の未来を語ることの方が
社員一人一人の心に響くものです。
社員が傍観者から主体者にそして脇役から主役へと変えることが出来るのは経営者次第です。