己の評判を意識しすぎない 新経営者への7つの戒め その6 (2013年11月6日)

ビジネスコラム

~己の評判を意識しすぎない~

とかくに人はトップの座につくと他の人の目が気になります。
彼らに自分がどんなふうに映っているのか、とても気になります。
どうせなら良いように映って欲しいと思うのが人情です。

経営者がいう人の目とは家族の目、役員、社員の目、取引先の目、金融機関の目、商工会議所、商工会、ライオン、ロータリー、青年会議所などのメンバーの目、そして世間の目でしょうか。
これだけの人の目が気になるともうとても普通ではいられません。
それこそスターのように日々演じるしかありません。

新社長になりたてのころは誰もが自意識過剰になるようです。
それこそ周りのみんなが自分に注目していると思ってしまいます。
確かに周りのごく限られた人たちは注目するでしょうがそんなにたくさんじゃありま
せん。

まして世間が自分を見ているなんてことはないのです。
しばらく時間がたてば分かることです。

気をつけねばならないことは自分の評判や他人の目を意識したパフォーマンスを
しないということです。
それまでの立場と違うことを忘れてはいけません。

社長に成りたてのあなたが長年やってきた親父に敵いません。
会社のトップになったからと言ってすぐにみんなが従うとは限りません。

今、経営者としてのキャリアが始まったところです。
じっくりゆっくり動き始めてください。
急いては事をし損じるとはよく言ったものです。

へたなパフォーマンスは高くつきます。