後継者を育てる覚悟 継がせる者7つの覚悟 その2 (2013年9月30日)

ビジネスコラム

~後継者を育てる覚悟~

経営者の最後の大きな仕事が後継者作りです。

経営者が自分の息子を後継者にしようとするとき覚悟が必要です。

なぜなら経営者が息子(後継者)を育てるには強い忍耐が必要だからです。

後継者が第三者ならある程度客観的に見ていられますが、息子の場合はそう

はいきません。

その一挙手一投足が気になります。

ついつい言わなくてもいいことまで口にしてしまいます。

息子は息子でえてして親父のいう事を素直に聞けないものです。

予め後継者育成計画、プログラム等企画してから実行してもらいたいのですが、動き

始めたらしばらくは静観してください。

いろいろな業務に着いて実践していくでしょうが、見守っていてください。

どうしても気になることがあるときは、社員の前でなく二人きりで話してください。

そういう配慮が必要です。

一旦この息子に会社を譲ると決めたなら終始一貫ぶれずにいて欲しいのです。

ややもすると社内で息子を観察しているとなんとも頼りなく思えたりするものです。

その都度そういう気持ちが態度や表情にでると敏感な息子は反応してしまいます。

後継者である息子に不安を与えてはいけません。

後継者を育てるには辛抱が要求されます。

本当に出来が悪い、頼りない息子なら、そのときはいくらでも対処の仕様があります。

そのときに考えましょう。