社員の心に伝える 経営者の35の秘訣 その11 (2013年12月6日)

ビジネスコラム

~社員の心に伝える~

経営者は社員と本音で話す機会を持つ必要があります。
しかも1対1でのコミュニケーションが必要です。
社員のモチベーションが見る間に大きく上がります。

特に経営者が経営改革を行おうとするときは社員を動かし社員を巻き込まなければ事が進みません。
それまで通りの上から押しつけの経営改革などリストラと同じだと取られかねません。

経営者が本気で経営改革に臨むなら社員の協力なくして成り立ちません。
そのためには経営者が社員一人一人に本音で語らなければなりません。
経営者が本気であることを社員に伝えねばなりません。

経営者の本気が社員の心に伝わって初めて社員が動き出します。
経営者の本気で社員の心が震えたとき社員のモチベーションに火が着きます。

後継者が新しく経営者になったとき、社員にこれからのビジョンを話します。
そのようなときも同じことです。
ただただビジョンのみを長々と話しても意味がありません。

社員一人一人に経営者の本気がどれだけ伝わっているのかが問題です。
彼らはビジョンの詳細など何の興味もないかもしれません。
そんなことよりも経営者がどれだけ本気でこの会社を経営しようとしているのか、
彼らの関心はそこにしかありません。

もし新しく経営者になった後継者が社員一人一人とじっくりと自分の夢とビジョンを
話し、協力を心からお願いしたならどうでしょう。
多くの社員が目を輝かせて「やりましょう」と言ってくれるのではないでしょうか。

経営者は社員の心の琴線に如何にして触れることができるのかが勝負かもしれません。