あなたは「右腕」に何を求めますか? (2012年6月16日)
敬天愛人箚記敬天愛人語録にもどる
昨日の話の続きをします。
中小企業の経営者である、あなたは常に誰か、自分の片腕になってくれる者がいないかと感じています。
では、あなたはどんな「右腕」を希望しているのでしょうか。
まず、一度そのことを自問してください。
おそらく、自分が持っていない能力や才能を有した者、自分に代わり組織を動かせる者、陰から自分を常に支えてくれる者などでしょうか。
こんなオールマイティーな社員がいれば、本当に欲しいものですが、現実には社内でそう簡単に見つけられません。
まず、経営者自ら、自分を分析することから始めましょう。
経営者として、自分がどういうタイプの経営者であるのか、そして自分の強みと弱みを客観的に書き出す必要があります。
そのうえで、自社に必要な「右腕」のタイプが明らかになります。
そこからが、自分の「右腕」探しのスタートです。
さて次に社内の人間を見てみましょう。
我が社にはとても「右腕」になる人材なんていないと決めつけず、もう一度見まわしてみましょう。
それでは、わたしたちが「右腕」に必要だと思われる条件を上げてみましょう。
・人間としての人格に優れ、あらゆることへの洞察力がある。
・部下の心をつかむことができる。
・情報に敏感で、先見の明がある。
・会計に明るく、本当の数字が読める。
・自社のビジネスモデルを理解しており、改善することができる。
・マーケティングのセンスがある。
・決して暗くなく、ポジティブである。
・常に高いコンプライアンス意識を持っている。
・経営者と運命を共にする覚悟がある。
・優れたバランス感覚を持っている。
それでは、改めて自社の社員を観察してみてください。
なかなかすべての条件にあてはまる社員はいないと思いますが、いくつかの条件を持っている社員は必ずいるはずです。
自分の「右腕」としてどうか、自分の弱点を補ってくれるのは誰か、そう考えながら今一度、自社の社員をよく観察してみてください。
そうすると、今までと違った見方ができるかもしれません。
まず、そこから始めてください。
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向こう3年で、子息に継がせたい社長
経営者と後継者のコーチだからできる
親から子への事業継承コンサルティング
ビジネスデザイナー・エグゼクティブコーチ
大石 吉成
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