こころの再建 (2012年6月26日)
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日本では、1年間で1万数千社が倒産しています。
ということは、毎年、1万数千人の倒産社長さんがいるということになります。
古いデータですが、2003年の中小企業白書によると、倒産した社長の42,6%が再起したいと考え、実際に再起業できた社長は9,6%だそうです。
今日、わたしのフェースブックに古い知人から連絡が入りました。
彼はわたしの高校時代の後輩で、大学卒業後、故郷で家業を継いでいたのですが、数年前に会社を潰していました。
その後、わたしも故郷を離れてしまい、しばらく音信が絶えていました。
彼は現在、大手企業の派遣社員として働いているとありました。
そして、近い将来必ず再起業したいと言っていました。
もう一旗揚げたいんだともありました。
先ほどの数字9,6%をどう見るのかですが、多いと感じる人もいれば意外と少ないものだと思う人もいるでしょう。
わたしはその数字に納得する思いです。
なるほどそんなものだろうと感じています。
会社を潰した社長の多くは個人も自己破産をしています。
すべての資産を失くし、お金もありません。
そんななか、再起業するには、よほどのことがなければできる話ではありません。
多くの倒産社長が再起業したいと思いながらも出来ずにいるのです。
倒産を機に家族が崩壊した人、体調を崩して思うように働けない人、それまでの人間関係をすべて壊した人、生きる気力を失くした人、など状況も様々でしょう。
また、日々の暮らしを立て直すために働かねばなりませんが、思うような仕事に巡り合えません。
そんななかでの再起業9,6%というのは、ある意味すごい数字だとも言えます。
失敗から回復するための強い信念、強い精神力、そして周りの人たちの愛情や友情がなければとても出来ないことだと思います。
また、一方、なにも再起業するだけが再起ではないとも思っています。
家族、親戚、友人たちとの穏やかな生活が再建できていなければなんの意味もありません。
なにも無理をしてがむしゃらに再起業するばかりでなく、どんな仕事でも出来ていればいいのだと思います。
要は、こころの再建ができているのかどうかでしょう。
1万数千人の倒産社長のうち、何人が今を幸せだと思えているのだろうかと思わずにいられません。
先ほどのデータに、ぜひ加えて欲しいものです。
何%の倒産社長が、こころの再建、再起をし得たのでしょう。
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ビジネスデザイナー・エグゼクティブコーチ
大石 吉成
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