欺瞞の連鎖　（２０１２年５月７日）

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とうとう原発ゼロになりました。
泊原発3号機が止まり、日本全国54基すべての原発が停止しました。

これまでいろんな人の発言や記事で、原発すべてが止まると大変なことになると何度も聞かされた記憶があります。

政治家、官僚、学者、評論家などがいたるところで、電力不足による危機を煽っていました。
その理由も様々なものでした。

でも現実に、今日現在、原発ゼロの状態で、何ら日常生活や企業活動に障りがあるとは聞かれていません。

原発ゼロで穏やかに一日が過ぎようとしています。
この事実を国民すべてが大切に記憶しましょう。

確かにこれから夏を向かえ、昨年と同じように節電が必要でしょうが、今年は日本全国で節電に臨めばいいだけの話です。

ここにきて、関西電力の欺瞞に満ちた対応が目立っています。
各電力会社の試算のなかでも抜きんでた高い電力不足を予測しています。

国民誰もがその数字を信用していません。
今朝もテレビで、マスコミによる鋭い質問に、しどろもどろの返答しかできず、関電の担当者たちはまともにカメラを向くことさえできない有様です。

もういいかげん、欺瞞にみちた対応はおやめになったらいかがでしょうか。

彼ら担当者が最後に認めていました。
会社は原発再稼働ありきの対応しか考えていませんと。

これではまるで、だだをこねる子供のような対応です。
本来なら、この夏を乗り切るための施策をすでに講じていてしかるべきなのに、何ら手を打っていないとは、あきれてものが言えません。

これらすべて、政府に責任があります。
場当たり的な対応しかせず、なんら抜本的政策を打たなかったつけが今、回ってきています。

福島原発事故以来の政府の欺瞞に満ちた対応が、電力会社の欺瞞を生んでいます。

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